昔も今も変わることなく言い伝えられている言葉に、素肌美持続の根本は「洗うことに始まり、洗うことに終わる」という言葉があります。
それほどに美肌美容に洗顔は大切なもので、その洗顔に使う洗顔料の選択が必要です。
洗顔料に最も求められる要件は「汚れを肌から安全にしっかり落とす。その上で簡単なすすぎ洗いで洗浄料を肌に残さずしっかり落とす。」ことです。
このことを前提に考えると、その答えは、昔ながらの伝統的製法の「枠練り石鹸」にたどり着きます。
1.3カ月かけて造り上げる日本伝統製法の枠練り石鹸
(1)枠練り製法とは
ヤシ油、パーム油、オリーブ油が出発原料となります。これら油脂は約9種類の脂肪酸で構成されています。この油脂を各脂肪酸に分解し、それを原料に石鹸が造られます。この脂肪酸より肌に刺激となる成分を除いた5種類の脂肪酸をブレンドし、それに水等を加え「中和法」で造り上げます。製造時の石鹸素地には約40%の水が含有されていますが、これを3カ月かけて20%まで自然乾燥させ造り上げる、正に正統派の釜だき石鹸です。
(2)特徴
①これ一つでダブル洗顔
一般的に化粧落しはクレンジング、汚れ落しは洗顔フォームを使います。これをダブル洗顔といいますが、枠練り石鹸は、この石鹸1つでメイク落し、汚れ落しの2役をこなすよう処方設計されています。また、洗顔用としてつくられていますが、ボディ洗浄としても大変効果的です。
②有効成分を高配合でき洗顔後も潤いの肌
枠練り製法の石鹸は50%が石鹸成分で、残りの50%は有効成分(水を含む)が配合できます。枠練り製法により「ゴールドセリシン」を高配合でき、洗顔後の肌の潤い効果が期待できます。
③豊富な泡立ち
洗顔時、大切なことは泡に力を加えて、摩擦等の刺激を与えないことです。石けんの泡は、ただ汚れをとるためのものではなく、洗顔時、肌と手の間のクッション材の役割も果たします。そのために、まろやかで、豊富な泡立ちが重要なのです。そのこともしっかり考えて処方され造られています。
④クリーミーな泡
石けん素地は、脂肪酸。その組成が泡の質感をつくります。植物油脂から抽出した脂肪酸を分解し、必要な脂肪酸5種をバランス良く処方化して造られています。各脂肪酸には、それぞれ泡の大小、刺激の大小、硬軟といった特性があり、その良いとされる特性のものを5種選んだところに、泡質量の違いが生まれます。
⑤使用最後まで型崩れせず固形を維持
枠練り石鹸は長時間かけてゆっくり冷却するため、石鹸分子が大きな結晶になります。そして脂肪酸の処方構成で、ふやけにくく溶け崩れしにくい石鹸ができます。使用最後まで型崩れすることなく、通常の保管方法で最後までドロドロに溶ける心配はいりません。
(3)一般的なシルクの効果
①“まゆ”には紫外線吸収能の他に、保湿、抗酸化、美白作用が期待できます。
②絹は「フィブロイン」「セリシン」からなり、それぞれ18種のアミノ酸で構成され、この内「セリシン」のアミノ酸組成は、肌の天然保湿因子(NMF)と類似していることから、肌への親和性が高いものです。
[外的環境からさなぎを守る繭の優れた性質]
①保湿効果・過酷な環境から逃げる事の出来ない(動くことの出来ない)さなぎを守るため、優れた保湿能力を有する。
②抗酸化能力・紫外線防御能力 酸化ストレスからさなぎを防御する。
③創傷治癒能力
④細胞増殖促進効果
⑤チロシナーゼ阻害効果
⑥皮膚癌の抑制効果