反骨心

ハーモニカ

僕の生まれ育った家、東大阪市のハーモニカ長屋です。

風呂なし、ボットン便所。

父親の鉄工所が倒産してから始まった超貧乏な幼少期。

「幼き時の夢」

風呂のある家に住みたい。

シワシワでないランドセルが欲しい。

横から飛び出す筆箱が欲しい。

クーピーが欲しい。

みんなと同じ色の体操服が欲しい。

底に穴が開いていない上履きが欲しい。

給食費免除の申請用紙をみんなの前で出したくない。

そんな日常のことが僕の夢でした。

高校を卒業して、貧乏だから国公立大学の受験料しか用意できないので(もちろん日雇いバイトにて稼ぐ)

受験し合格(ミラクルな大逆転)

入学金がなく、お年玉貯金を使い果たし、入学。

家を出て住み込みで働きながら大学へ。

おかげさまで・・・・・

今まさに迫り来る可能性の高い、世界大不況に耐えうる精神力はある。

7歳からの当たり前にあるもを手に入れる努力をしたから、絶対に大丈夫。

逆にその環境のほうが燃える。

稼いで悠々と暮らせたから7年も甘えた。(休んだ)

前と同じ。

また当たり前にあるものを貪欲に取りに行く事が始まっただけ。

30年ぶりに。

さあ行こうか!

この反骨心をくれた両親に

「ありがとう。」


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