カンボジア、外国人の入国を規制
3月31日から
カンボジア政府は3月28日、同国への外国人の入国を制限することを発表した。タイなど、他のASEAN諸国と同様に、入国には新型コロナウイルスの非感染証明書を提出することが求められており、実質、外国人の入国をほぼ認めない措置となっている。
外務国際協力省の発表によると、カンボジアは、新型コロナウイルスの感染拡大を縮小するため、3月30日23時59分からの1カ月間、ビザ免除の措置を停止。観光ビザ、Eビザ、アライバルビザの発給も停止する。
また、出発日前の72時間以内に、自国の信頼できる健康機関により発行された新型コロナウイルス非感染の健康証明書を提示すること、さらに50,000米ドルを下回らない海外医療保険を所有していることが必要になる。非感染証明書と海外医療保険の所有は、外交ビザや公用ビザの所有者には適用されない、としている。
現在、日本を含め、症状が出ていない段階での「非感染証明」は取得することが極めて難しく、カンボジアへの外国人の入国は難しいということになる。この措置がいつまでになるかは、明言されていないが、状況に応じて随時見直されるという。
また、クメールタイムズ紙によると、カンボジア政府は4月3日にも臨時会議を開き、非常事態宣言の準備に着手する、としている。非常事態宣言が、いつどのような形で発表されるかは不明だが、カンボジアは4月13日からクメール正月の大連休を迎え、国民の移動がピークに達する。隣国タイからの在外労働者の帰郷ともあいまって、爆発的に感染が拡大する危険性が極めて高まっている。
(原文:https://www.khmertimeskh.com/50707529/government-to-approve-a-state-of-emergency-draft-on-friday/)
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