カンボジア通信 2月12日版

2021年2月12日

若者グループがボランティアの美化活動を開始

 若者たちのボランティアグループが2月、プノンペン、シェムリアップなど4都市でのク
リーンアップ・キャンぺーンを開始した。プノンペンポスト紙によると、2月7日に実施
されたプノンペンとシェムリアップ、バッタンバンでの清掃活動には合わせて444人が参
加したという。
 

 

 このグループはCreal Cambodiaと名付けられている。創立者の一人、ホー・チャイゴー
ンさんによると、このキャンペーンは、若者が街に出て、集中的にゴミ清掃をすることで
、市民に街の美化を訴える活動。プノンペン、シェムリアップ、バッタンバンのほか、カ
ンポットやケップにも広げる予定だという
 

 

 チャイゴーンさんによると、プノンペンでは、チュロイ・チョンバーン付近の川岸を清
掃。200袋、1.5トンものゴミを集めた。そのほとんどは、使い捨てのプラスチックごみや
ペットボトル、コップなどだったという。また、シェムリアップでは、学校の先生や生徒
たち、警察官なども加わり、250袋、2トンのごみを集めたという。
 

 

 Creal Cambodiaによると、こうした清掃活動を今年は毎月最初の日曜日に実施する、と
している。
 

 

 カンボジアでは急速な都市化と同時に、ごみ問題が深刻化している。首都プノンペンで
は、カンボジア日本人会、カンボジア日本人商工会などが中心になって毎年11月に川沿い
を一斉清掃するクリーンシティチャレンジが実施されている(2020年はコロナ禍で中止
)。
 

 

 Creal Cambodiaは、「ごみ問題や環境問題は、ここに住む一人ひとりに責任がある。ま
ずは自分たちが作りだすごみに関心を持つことが必要」としている。


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