カンボジア マイクロファイナンス 2月3日版

マイクロファイナンス業界

2020年、「減速」の予測

 

カンボジア・マイクロファイナンス機関協会のキア・ボラン会長によると、同国のマイクロファイナンス・セクターは2020年、減速する見込みだという。プノンペン・ポスト紙が伝えた。

 

協会の第14回総会であいさつにたったボラン会長は、その理由について、新型コロナウイルスの感染拡大、欧州連合による特恵関税の撤廃の可能性により、多くの国際機関がカンボジアの経済成長率を6%前後と前年比で減速すると予測していること、など「外的要因」があると指摘した。

 

ボラン会長は「GDPの成長率が下がれば、貸出の需要も下がり、金融セクターに影響が出ると思われる。ただ、この影響は限定的だろう。なぜならカンボジアのマイクロファイナンス機関は、多くが、外的要因の大規模な影響を受けにくい農業や小規模商業、中小企業への貸付だからだ」と、述べた。

 

2019年9月現在、カンボジアのマイクロファイナンス機関は全国に約1400カ所あり、約200万人に対して合計約70億ドルの貸付をしている。また、300万人が口座を持ち、その預入額は40億ドルにのぼるという。

 

小規模融資でカンボジアの戦後復興を支えたマイクロファイナンス機関だが、海外からの銀行の進出や経済の急成長で、その環境はここ10年で大きく変化してきたという。その最たるものは、金利の上限設定だ。中央銀行は2017年に、金利の上限を18%に制限した。それまでは金利50%という機関もあったという。

 

中央銀行によると、2019年6月現在、国内には81のマイクロファイナンス機関がある。そのうち7機関が、預金機能を持つ金融機関だ。

また、商業銀行は45、特別銀行は15あるという。

 

(参考原文:https://www.phnompenhpost.com/business/microfinance-sector-may-shrink-2020-says-cma-chair)

 

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