不惑の40代に入り、まもなく2年を終える。
確かに不惑だ。
これは悟ったとかでは無い。
まだまだ知っただけの感覚。
今の僕の仕事を表現すると
「最も楽しくて、最もやりがいがあって、最もワクワクする仕事で、同時に最もオススメしない仕事」
それが「社長」である。
「最後はケツをふかなあかん」
好き勝手言って、好き勝手やっても最後の責任を負うのが社長。だから実は好き勝手できないんです。
独立して5年継続できている会社は起業した会社で10%ほど。
9割は無いか、無いも同然の現実。
「社長」とは?
あることない事を言われます
面倒なことが全て集まります
天涯孤独です
世の中がとてもつまらなくなる時が増えます
いつも資金繰りの恐怖がつきまといます
家族を含む何よりも会社の事を優先しないといけません
本当の自分を出せません。気がつけばわからなくなるほどです
いつも何かの不安に襲われます
立ち止まれません。止まったら終わりです
ぐっすり眠れません
これらが終わることなくずっと続きます。
それでもチャレンジする人はいます。
とってもいいことです。
ただ上記を知ってからチャレンジする決意をして欲しいと思います。
そうすれば1割って事はないです。
とにかく軍資金が必要です。ありとあらゆるものを節約して軍資金をもっとかないとすぐ潰れます。
銀行も国も容易くは貸してくれません。容易く貸してくれるところで借りた時点でアウトです。
だから審査が厳しいところで借りられるまで自己資金でやるのが1番です。そのためずっと質素な生活が待ってます。
更に自分で起業した人は窮地に追い込まれた時にどういう選択をしてしまうかで決まります。殆ど前例なき事象です。そういう時に育った環境が影響するかもしれません。
最近は「貧乏人は強い」って実感します。
小さい時から、
何もないのが普通。
泣くだけ無駄って気づく。
泣くだけ母親が悲しそうになるのを気づく。
泣く暇があれば他にやることがないか考える。
お陰さまで今踏ん張れています。
結局は「克己心」。
己に克てるかで決まります。
やりたい事、欲しい物を分不相応な時に優先するのは、誘惑に負けてるのです。
己に克つ人が増えて欲しい。
世界で1番その資質があるのが、侍の国の民、「日本人」ではないでしょうか?
共にどんどん世界に挑戦する仲間が増えて欲しいです。
株式会社イルヴリール
代表取締役 加藤和則
iPhoneからの投稿