カンボジア通信
カンボジア 成人の98%がワクチン接種
プノンペンポスト紙によると、カンボジア保健省は9月24日までに、成人の98%と、12
歳から17歳の88%が少なくとも1回の新型コロナワクチン接種を終えたと発表した。6歳か
ら11歳については、70%が少なくとも1回の接種を終えたとしている。
一方でカンボジアのフン・セン首相は25日、国民に向けボイスメッセージを発信し、「
ワクチンだけで新型コロナの感染が抑制されるわけではない。ワクチンはリスクを軽減し
、感染した場合に重症化を防ぐためのものである。マスクを着用する、ソーシャルディス
タンスを確保するなどの基本的な予防策を徹底する必要がある」と、強調した。
カンボジア国内では依然として1日の新規感染者数が800人を超え、感染力が強いとさ
れるデルタ株の拡大も続いている。政府は、寺院などで行われるプチュンバンの行事を、
感染予防のために中止(10月5日からの3連休は維持)するなど警戒も続けている。しか
し、高いワクチン接種率を背景に、大学を含む学校の再開を許可するなど、経済・社会活
動の再開に向けた制限の緩和も始まっている。
出典日本カンボジア協会