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カンボジア通信8月3日

カンボジア通信
8月3日

地雷探知犬養成所で新型コロナの検知を訓練
カンボジア政府の地雷対策センター(CMAC)は8月2日、新型コロナの感染者をかぎ分
ける犬の教育に成功した、と発表した。プノンペンポスト紙が報じた。
CMACのヘン・ラタナ代表が、コンポンチュナン州のCMAC技術機関で犬たちの訓練を
視察した後に語った。ラタナ氏によると、カンボジア医科大学から提供を受けた新型コロ
ナウイルスのサンプルは、訓練に使用するために安全に処置されたものだという。
同紙によると、訓練を受けた犬は10分から15分で新型コロナの感染者をかぎ分けるとい
う。国際空港や、国境の検問所、多くの人が集まるスタジアムなどで活動が可能だろう、
としている。しかし、実用化にはまだ時間がかかりそうだ。なぜなら、犬たちが外部でも
同じように力を発揮するためには、その環境に慣れなければならないからだ。現在、3頭
の犬が高い確率で検知できるようになり、そのほか7頭についても訓練が進んでいるとい
う。
犬が新型コロナウイルスを検知できるかどうかは、世界で研究されている。報道による
と、イギリスではロンドン大学衛生熱帯医学大学院などのチームが今年5月に「有望な結
果が出た」と発表した。衣類やマスクに付いたウイルスのにおいを検知する訓練をしたと
ころ、犬たちは82%から94%の確率で検知したという。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/cambodian-deminers-train-three-covid- sniffing-canines

出典日本カンボジア協会