カンボジア通信
8月19日
カンボジアがミャンマーに新型コロナ支援
クメールタイムズ紙によるとカンボジアのフン・セン首相は8月17日、ミャンマー国軍
トップのミンアウンフライン総司令官に対し、新型コロナ対策の援助を行うと書簡で伝え
た。
同紙によるとこの書簡では、すでに東南アジア諸国連合(ASEAN)を通じて援助を表明
していた10万ドルに加え20万ドルを援助するとしている。さらに、300万枚のマスク、5万
セットのラピッド検査キット、2000セットの個人用防護服、100セットの酸素濃縮器、20
セットの人工呼吸器などを送る、としている。
ミャンマーでは2月にクーデターにより国軍が全権を掌握、8月1日にはミンアウンフラ
イン総司令官が自らを暫定首相に指名した。一方で市民による抵抗運動は続いており、国
内では混乱が続いている。その中で新型コロナの感染者は増え続けており、8月上旬まで
の感染者は約30万人、死者は約9300人に上ったという。医療システムが崩壊しており、実
際の感染者や死者はこの数字よりをはるかに上回るという見方もある。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/50918766/city-hall-plans-to-extend-curfew/)
日本カンボジア協会出展