カンボジアの今

カンボジア通信6月7日ⅰ

カンボジア通信

6月7日

 

ウクライナ平和サミット、「ロシアが参加なしには成立しない」

 

スイスで61516の両日開かれたウクライナの和平案を協議する「平和サミット」は最終日に、共同声明を発表して閉幕した。90カ国以上が参加したが、カンボジアは「ロシアが参加しなければ成功しない」として参加しなかった。

平和サミットが採択した共同声明は、「原発の安全確保」や「食料安全保障」など3項目で具体的な措置をとる、などとしている。ウクライナ側は、グローバルサウスを含めた「ロシア包囲網」をつくることを狙ったが、中国が欠席し、実現しなかった。また、参加した国々も一部が共同声明に賛同しなかったという。

クメールタイムズ紙によるとカンボジアの立場についてフン・セン上院議長は「関係者、特にロシアが参加しなければ、和平サミットは成功しない」と自身のSNSに投稿した。また、カンボジアが中国に追従しているという非難について、「カンボジアは独立国であり、中国の指導者が中国の意向を満たすために私にこうしろ、ああしろと言ったことはない」と付け加えたという。

 

https://www.khmertimeskh.com/501504612/participation-vital-ukraine-urges-cambodia-to-reconsider-decision-not-to-attend-peace-summit/

出展日本カンボジア協会