カンボジアの今

カンボジア通信6月14日

カンボジア通信
6月14日
プノンペン・シアヌークビル高速道路建設、51%の進捗
プノンペンとシアヌークビルをつなぐ高速道路建設は、6月上旬までに約51%の進捗状況
であることが分かった。高速道路は、2023年に完成する予定。プノンペンポスト紙が伝え
た。
同紙によると、この高速道路は全長190.3キロメートル、道路幅は24.5メートルで、片側
2車線。2019年3月に着工し、2023年まで約20億ドルをかけて建築するカンボジアで初め
ての本格的な高速道路だという。公共工事交通省は「高速道路が完成すれば、シアヌーク
ビルの深海港と首都圏がつながり、迅速な輸送経路が確保される」と、期待を寄せている

一方、シアヌークビルのあるプレアシアヌーク州では、新型コロナの感染拡大がおさま
らず、酒類の販売と提供を禁止する措置を6月24日まで継続することを決めた。すべての
市場や店舗での販売、レストラン、カフェなどの飲食店での提供が禁じられている。同州
は「アルコールの提供がないことで、人々が外出して集まる機会が減っており、それが感
染拡大を抑制する」と、説明している。
カンボジア政府は現在、州ごとの新規感染者数を公表していない。全国では累計で
38427人の感染が確認されており、このうち31858人が回復した。死者は335人。一日の新
規感染者は400人から600人の幅で確認されており、明らかな減少傾向にはない。感染の中
心である首都でのワクチン接種は進んでいるが、まだ全国には広がっておらず、引き続き
警戒が必要な状況だ。

出典 日本カンボジア協会

(参考:https://www.phnompenhpost.com/business/phnom-penh-sihanoukville- expressway-51-complete