カンボジア通信
6月11日
カンボジア、7月中には首都のワクチン接種完了へ
カンボジア政府は、プノンペンでの新型コロナワクチンの接種を7月までに終わらせる
計画であることを明らかにした。プノンペンポスト紙が報じた。保健省報道官によると、
プノンペン都では200万人以上が接種を終える予定だという。
報道官によると、プノンペン都内のワクチン接種会場を視察したところ、各地で目標の
接種数に至るよう取り組みがなされているという。「遅くとも7月中には、プノンペンの
14区で接種を終えることができるだろう。6月9日時点で、170万人以上の接種が済んでお
り、未接種の25万人余りについても間もなく接種が実施される」と、述べた。
カンボジア全国では、6月10日までに約280万人、目標の1,000万人の約27.95%へのワク
チン接種が終了している。カンボジア政府は、感染が急拡大した首都プノンペンで集中的
にワクチン接種を終える戦略をとっており、プノンペンでの接種が終われば、全国の州で
のワクチン接種も本格化する見込みだ。
一方で新型コロナの感染者数の累計は全国で36,000人を超えた。1日の新規感染者は現
在も600人から700人で、減少傾向にはない。市中感染が圧倒的多数を占めるものの、国外
から持ち込まれるケースも連日数十件あり、懸念される。また、プノンペンでは工場での
クラスター感染が報告されるなど、ワクチン接種が進む一方でまだその成果が見られない
のが現状だ。
出典 日本カンボジア協会
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/covid-19-vaccinations-phnom-penh-be- completed-july