カンボジアの今

カンボジア通信5月7日

カンボジア通信
5月7日

増えるフードデリバリー
配達人の感染予防、徹底を

新型コロナ感染予防のロックダウンが解除されたプノンペンだが、公設市場の閉鎖は続
き、レストランの営業も持ち帰りやデリバリーのみとなっている。その中で食材や食品の
デリバリーサービスの利用者が急増。感染予防には適切とされるが、一方で配達人の感染
が懸念されている。
クメールタイムズ紙によると、プノンペン都は5月6日に開いた感染対策会議で、すべて
のオンラインサービス業者に対し、配達人の感染予防を徹底することが必要だと指摘した
。配達の際の品物の受け渡しや、現金の受け渡しにより感染しないようにする必要がある
、としている。
実際に配達人から感染が拡大したケースがあるかどうかは不明だが、ロックダウン中も
、リスク感染が特に高い地域を除いてはフードデリバリーが許可されていたこともあり、
デリバリーによる感染拡大の懸念も指摘されていた。このため、各業者とも配達人の健康
状態を注意するとともに、商品は直接ではなくカゴに入れて引き渡したり、置き配をした
り、支払いはなるべくオンラインにするなどの工夫をしている。
カンボジア国内では5月6日までに17,621人が感染。1日の新規感染者は500人~600人と
いう日が続いている。治療中の人は全国で1万人を超えた。カンボジア政府は、新型コロ
ナ患者の受け入れをこれまで公立病院に限定してきたが、一定の環境が整っている民間病
院にも受け入れを許可し始めている。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/50852859/make-sure-those-who-deliver-goods- are-free-of-covid-19/

出典 日本カンボジア協会