カンボジア通信
4月30日
タ・プロム遺跡で仏像など彫像100体を発掘
カンボジア北西部にあるアンコール遺跡群の一つ、タ・プロム遺跡の敷地で、地中に埋もれていた100体以上の彫像が発掘された。プノンペンポスト紙などが報じた。
同紙によると、彫像は座像や立像の仏像、霊力を持つという蛇・ナーガなどで、12世紀後半から13世紀初頭のものと推測される。バイヨン様式で彫られ、多くが高さ50センチほど。ほぼ完全な形を残しているというが、現場の写真には、頭部のない仏像が多くみられる。
タ・プロム遺跡は、アンコール遺跡群の中でも有名なものの一つであり、石材から木々が遺跡を飲み込むように生い茂る様子が、多くの観光客を魅了している。アンジェリーナ・ジョリーが主演した映画「トゥームレイダー」のロケ地としても有名になった。
同紙によると、カンボジア政府アプサラ機構は、歴史的に重要な発掘だとして、慎重に調査を進めている。
(https://www.phnompenhpost.com/national/ta-prohm-gives-up-ancient-secrets-as-100-statues-unearthed)
出展日本カンボジア協会