カンボジア通信
5月30日
カンボジア、麻疹の急増が深刻に
クメールタイムズ紙によると、カンボジアでは1月から4月にかけて2150件の麻疹感染が確認された。近年では最も多い感染者数となっており、流行が深刻化している。
世界保健機関(WHO)やユニセフ、Gaviワクチンアライアンスは、ワクチンの接種率の低下が子どもたちの健康を脅かしているとの共同声明を発表し、警告している。WHOによると、カンボジア以外でもベトナム、モンゴル、フィリピンなどで麻疹の流行がみられるという。
ユニセフとWHOは、カンボジアを含む東南アジア諸国に対し、「積極的な予防」を重視するように呼び掛けている。ユニセフの東アジア・太平洋地域事務所代表は「麻疹は単なる健康問題ではなく、私たちのシステムが機能不全に陥っているという警告。予防をすることができる病気で、子どもたちが命を落とすことがあってはならない」と述べている。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501692102/cambodia-faces-alarming-measles-surge-amid-regional-outbreak/)
出展日本カンボジア協会