カンボジア通信
3月6日
カンボジア、地雷の除去完了年を2030年に延期
カンボジア政府の地雷対策局(CMAA)は3月6日、同国の地雷除去期限を2030年まで延長する方針を固めた。これまでは2025年までに除去を完了することを目的としていた。
プノンペンポスト紙によると、延期の理由として、タイとの国境付近での除去活動が遅れていることや、新たな汚染地域が発見されたことなどが挙げられた。延長方針は今後、フン・マネット首相に承認を得る予定。
CMAAによると2025年3月現在、カンボジアには地雷・不発弾に汚染されているとみられる土地が約1700平方キロ残っている。このうち地雷による汚染は469平方キロ、クラスター弾による汚染は681平方キロ、そのほか戦争による爆発物の残骸による汚染が547平方キロとなっている。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/cambodia-extends-mine-clearance-deadline-to-2030)
出展日本カンボジア協会