カンボジア通信
1月31日
英国、LDC卒業後のカンボジアへの特恵貿易を継続へ
カンボジア政府は1月30日、英国がカンボジアに対する「後発開発途上国貿易制度」の適用を2032年まで継続する決定を下したことに対し、感謝の意を表明した。同日、カンボジアのプラク・ソクホン外務国際協力相と、ドミニク・ウィリアムズ駐カンボジア英国大使とが会談し、明らかになった。
プノンペンポスト紙によると、カンボジアは2029年12月19日に後発開発途上国(LDC)のステータスを卒業する見込みだが、そうなると、LDC諸国に適用されている貿易優遇制度や関税免除の対象ではなくなる。しかし英国は、カンボジアがLDCを卒業した後も、2032年までの3年間、この制度の適用を延長することを決定した。「円滑な経済移行を確実にするため」の措置だという。
同紙によると英国は、カンボジアにとって10番目の貿易相手国。2024年の貿易総額は10億1200万ドルに達し、2023年から16%増加した。英国への輸出は9億5875万ドルで20.4%の増加、一方、英国からの輸入は5370万ドルで29.9%減少した。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/uk-extends-post-ldc-graduation-preferential-trading-to-cambodia)
出展日本カンボジア協会