カンボジアの今

カンボジア通信2月19日

2021年2月19日

モンドルキリに新空港
2022年に着工へ

カンボジア民間航空庁は2月16日、カンボジア東部モンドルキリ州に新たな空港を建設
計画があり、2022年にも着工することを明らかにした。プノンペンポスト紙が報じた。
同紙によると、モンドルキリの新空港は、州都センモノロムから南に約22キロ、300ヘ
クタールの土地に建設される。中国企業の「中国电建集団国際工程有限公司(Powerchina
International Group Limited)」が施工することが決まっている。
民間航空庁の報道官によると、今年2月末までには基礎調査が終わり、建設許可のため
に政府に提出される。これが認可された後、同庁とPIGが建設準備を開始し、実際の着工
にはそれから1年かかるものとみられる。昨年12月31日付の閣僚会議の文書によると、カ
ンボジア政府は空港建設に基本的には同意している。
モンドルキリ州は、人口の8割が少数民族。深い森に囲まれた滝が観光名所にもなって
おり、中でもブースラーの滝は人気が高い。その豊かな自然と少数民族の独自文化を観光
資源とするグリーンツーリズムが注目されている。
カンボジアには現在、プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3カ所に国際空
港がある。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年度は各空港とも利用者が激減し
た。

https://www.phnompenhpost.com/business/2022-year-mondulkiri-airport

出典 日本カンボジア協会より