12月28日
プレアシアヌーク州に1500人の外国人客
プノンペンポスト紙によると、カンボジア政府が外国人観光客の受け入れ条件を緩和して以来、南部プレアシアヌーク州には12月の1か月で約1500人が訪れていたことが分かった。11月の来訪者はわずか300人ほどだった。カンボジアは11月15日以降、ワクチン接種者について入国時の隔離を撤廃するなど、入国条件の緩和を実施している。
同紙によると、外国人旅行客は、中国、インドネシア、シンガポール、ベトナム、欧米などからの来訪者で、定期便ではなくチャーター機を利用して訪れているという。来訪目的は「観光と投資視察」とされる。
新型コロナのオミクロン株による感染拡大が世界で懸念される中、隣国タイは隔離措置などの行動規制を再度強化している。そのため、タイからのフライトは約2割減少したという。一方でシンガポールからのフライトには大きな変化はない。
カンボジア国内でもオミクロン株による感染者は確認されており、12月28日現在、33人にのぼる。ただ、いずれも市中感染ではなく、入国者またはその濃厚接触者だ。東南アジアではシンガポール、マレーシア、タイでオミクロン株の市中感染が発生しており、カンボジアでの市中感染は「時間の問題」とみられている。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/business/1500-international-travellers-preah-sihanouk)
出典日本カンボジア協会