カンボジアの今

カンボジア通信12月25日

12月25日
プレアビヒア遺跡への観光客が急増

カンボジアとタイの国境にある世界遺産プレアビヒア寺院への観光客が急増している
。2023年1月から11月の統計では、前年同期比で5倍以上になった。クメールタイムズ紙が
報じた。
プレアビヒア寺院は、カンボジアのプレアビヒア州にある9世紀に建設されたヒンドゥー
教寺院。高さ625メートルの断崖の上にあり、2008年には世界文化遺産に登録された。
同紙によると2023年1月から11月までにプレアビヒア寺院を訪れた観光客は、前年同期の
538%となった。
プレアビヒア寺院をめぐっては、タイとの間で国境紛争がたびたび起きていた。特に2011
年には、両国軍が寺院をめぐって交戦する事態となり、死傷者が出た。現在では落ち着い
た状態が続いており、観光客も戻ってきている。
カンボジア国内の世界遺産には、プレアビヒア寺院のほか、1992年に登録されたアンコー
ル遺跡群、中部コンポントム州にあり2017年に登録されたサンボープレイクック寺院
、2023年に登録されたプレアビヒア州のコーケー遺跡がある。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501412188/tourist-numbers-in-preah-vihear-see-
dramatic-rise/)

出展日本カンボジア協会