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カンボジア通信12月22日ⅰ

カンボジア通信

 

 

フン・セン首相「市中感染は封じ込めた」と宣言

 

カンボジアのフン・セン首相は12月20日、過去24時間の新型コロナ感染による死者がゼロだったことを受けて、「2月20日から始まった市中感染は完全に封じ込めた」と、宣言した。プノンペンポスト紙などが報じた。

同紙によるとフン・セン首相は、国民に向けた音声メッセージで、2月20日からの新型コロナ感染拡大により、10万人以上が感染し、3005人が死亡した、と述べた。「それから10カ月にして初めて、カンボジアは死者数がゼロになり、新規感染者数もわずか7人となった」と、感染を封じ込めたとの認識を示した。ただ、首相は多くの人が命を落としたことに配慮し、これを「大きな成功」とは言わなかったという。

カンボジア国内では、2月20日に出国しようとした外国人旅行客が陽性と判明。その立ち回り先で相次いで感染者が確認され、一気に市中感染が拡大した。3月11日には国内で初めて、新型コロナによる死者が出た。以降、拡大の勢いは止まらず、首都プノンペンをはじめ、多くの都市でロックダウンや行動規制が実施された。新規感染者が減少傾向になった9月末、カンボジア政府は、新型コロナの感染検査を「症状のある人」だけに限る方針を出し、10月以降は新規感染者数がさらに激減した。

フン・セン首相は国民に対し、引き続きマスク着用などの予防策を徹底するように呼び掛けている。

 

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/pm-declares-end-feb-community-outbreak

日本カンボジア協会出展