12月15日
カンボジアで映画ブーム、再び
クメールタイムス紙によると、カンボジア国内で映画が人気を取り戻している。カンボジアでは新型コロナの感染拡大で映画館を含む娯楽施設が休館するなど、娯楽産業全体が深刻な影響を受けていた。
同紙によると2023年現在、全国で映画館は25館、18,900席に増えたという。12月14日に開かれた「国内映画産業の海外市場への拡大」と題したセミナーで映画文化促進局のポック・ボラック局長は、「新型コロナの感染拡大時、映画産業は世界的に打撃を受け、映画制作者、なかでも多くが非正規雇用である技術者は深刻な影響を受けた」と、述べた。また、多くの映画館が休館に追い込まれたり、開館しても入場者数に制限が設けられたりして、映画産業にかかわる人たちに経済的な問題をもたらした。
しかし同局長によると、コロナ禍後の2022年と2023年には国内で制作された映画の数が増え、コロナ禍前の年間20から30本に近づき、年間で300万人以上が映画館に足を運んでいるという。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501407630/cinema-boom-number-of-cinemas-in-cambodia-increases/)
出展日本カンボジア協会