12月15日
カンボジア、COP28で自国の環境課題への取り組みを発表
アラブ首長国連邦のドバイで開かれていた国連の気候変動対策の会議、COP28が12月13日に閉幕した。会議は11月30日に開幕し、化石燃料からの脱却が最大の焦点となった。
プノンぺンポスト紙によると、カンボジアのソパレット環境大臣はCOP28に出席し、演説をした。同大臣はカンボジアのエネルギー政策について説明し、その中には石炭火力発電所を廃止し、LPG発電に切り替えるプロジェクトも含まれている。また、2028年までに1000メガワットのクリーン電力を生産する貯水池を開発中であることや、太陽光、水力、風力を中心とする再生可能エネルギーを70%にまで増やす計画であることを発表した。
また、プラスチック削減キャンペーンにも取り組んでいることや、毎年少なくとも100慢本の植林をして2050年までに森林面積を60%増加させるグリーンカンボジア戦略にも取り組んでいることを説明した。
COP28には、196カ国の首脳、国連や開発協力パートナー、市民社会組織の代表者など約7万人が参加した。参加国は、化石燃料について、欧米先進国などが求めた「段階的な廃止」ではなく、「脱却を進め、この重要な10年間で行動を加速させる」との表現で合意した。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/cambodia-outlines-climate-change-strategies-at-cop28)
出展日本カンボジア協会