カンボジアの今

カンボジア通信12月10日ⅱ

カンボジア通信

 

 

12月10日

 

カンボジア、シャムワニの生息数世界一に

 

カンボジア政府環境省によると、世界全体で約1000頭が生息しているといわれるシャムワニのうち、カンボジア国内には世界で最も多い約400頭が生息していることが分かった。プノンペンポスト紙が報じた。

同省報道官によると、シャムワニはかつて東南アジアの各地に生息したが、1990年代の初め以降、その数は大幅に減少した。報道官は、「カンボジアでは、シャムワニはカルダモン山脈で確認されている。また、モンドルキリ州の野生生物保護地区では最近、8頭のシャムワニの子どもが確認された」と、述べた。

また、「希少種であるシャムワニが確認されたことは、絶滅の危機にある野生動物の保護活動が功を奏しているということだ。しかしながら、絶滅の危機が消えたわけではなく、密漁や違法な漁による危機は今も残っている」と、している。

シャムワニは、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定されている。カンボジア政府は2012年以降、136頭のシャムワニをカルダモン山脈に放流するなど保護活動に取り組んでいる。

 

 

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/cambodia-has-worlds-largest-population-siamese-crocodiles-ministry

出展日本カンボジア協会