カンボジアの今

カンボジア通信11月12日ⅰ

カンボジア通信
11月12日

ASEAN首脳会議、ミャンマー国軍へ警告
東南アジア諸国連合(ASEAN)は11月11日、プノンペンで首脳会議を開き、加盟国でも
あるミャンマーの国軍に対し、同国内の和平を構築するために期限を明確に示した計画を
策定することを決めた。また、クメールタイムズ紙によると、和平が実現されなければ国
軍がASEANの諸会議から排除される可能性さえある、との見方を示した。
現地紙の報道によると、昨年2月にクーデターで実権を握ったミャンマー国軍は
、ASEANとの間で、暴力の即時停止など5項目で合意し、実現に向けて取り組むことを約
束した。しかし、進展は見られず、ASEANが設置した特使の派遣も成果を生み出していな
い。
現在の議長国であるカンボジアのフン・セン首相はミャンマー問題の解決に力を入れて
国軍にアプローチしてきたが、フン・セン首相が強く抗議した民主運動家4名の処刑を実
行するなど、国軍側は態度を変えていない。
ASEAN首脳会議での決定についてミャンマー国軍は、「断固拒否する」と強く反発した
。さらに、ASEAN諸国が、国軍がテロ組織と認定する民主化勢力にどのような形でも接触
しようとすることを強く非難する、とした。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501183185/asean-leaders-step-up-warnings-to-
myanmar/)

出展日本カンボジア協会