カンボジア通信
1月20日
カンボジア、地雷完全除去の目標を2030年に延期
カンボジア政府の地雷対策・被害者支援局(CMAA)は1月19日、地雷・不発弾の捜索や除去が国境沿いの地域で困難であることなどから、完全撤去の目標年を2025年から2030年に延期した、と発表した。
クメールタイムズ紙によると、地雷や不発弾の除去が必要な地域は、主にカンボジアとタイの国境沿いの山岳地帯や森林地帯であり、「除去を行うには、多くの時間とリソースが必要になる」という。また、CMAAによると、カンボジア政府は現在、「2026年から2030年の国家地雷対策政策」を策定中であるという。
CMAAによるとカンボジア国内では、1979年から2024年にかけて、地雷や不発弾の爆発により19834人が死亡し、45252人が負傷したという。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501626204/cambodia-extends-mine-free-goal-to-2030/)
出展 日本カンボジア協会