カンボジア通信
1月26日
米国とカンボジア、外交関係樹立75周年を祝う
米国とカンボジアは1月24日、国交樹立75周年を祝った。両国は相互利益のための友好関係を強化することや、軍事協力の再開を確認した。
プノンペンポスト紙によると、この日、プノンペンにある国立博物館では、100点以上のカンボジアの文化財が米国から返還されたことを祝う式典が開かれた。式典に参加したプラック・ソクホン副首相は、「相互の尊重に基づく米国との関係に深い感謝の意」を表明したという。また、文化財の返還について「かつて我が国から持ち去られたものだったが、米国が、カンボジア王国の豊かな文化遺産の保存と尊重に献身を続けていることの象徴となっている」と述べた。
米側から出席したブリジット・ウォーカー米国大使臨時代行は、「米国は現在もカンボジアにとって最大の輸出市場だが、近年はカンボジアへの米国企業による進出も増えている」と述べ、両国の関係が広がっていることを指摘した。同紙によると米国には現在、34万人のカンボジア系住民が暮らしている。ウォーカー氏は、「75周年は、米国とカンボジアの永続的な友情の証。繁栄と進歩の未来を築くためにともに努力をしましょう」と語った。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/us-cambodia-celebrate-75-years-of-diplomatic-relations)
出展日本カンボジア協会