7月4日
カンボジア、「メタ」監視委員の入国を禁止
カンボジアは7月4日、フェイスブックを運営する「メタ」社の第三者機関である監視委員会のメンバー22名に対し、入国を禁止した。プノンぺンポスト紙が、同国外務国際協力省の発表をもとに報じた。
同紙によると、外務国際協力省は入国禁止措置について、監視委員会がフン・セン首相のフェイスブックページを一時的に停止するようメタに勧告したことを受けたもので、監視委員会の勧告は政治的な動機によるものだ、としている。
同省はまた、カンボジア国民の報道の自由と彼らが支持している指導者からの信頼できるニュースを受け取る権利を阻害する意図がある。主権の原則を堅持し、内政干渉を防ぐという精神に基づき、カンボジア政府は監視委員会のメンバーをペルソナ・ノン・グラータとして宣言する」と、しており、22名のメンバー名を列記した。
各種報道によると、フン・セン首相が1月に自身のフェイスブックページで、「政敵に対して暴力的な内容を投稿した」としてアカウントの凍結を勧告した。首相はその後、自身でフェイスブックのアカウントを削除している。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/cambodia-bans-entry-all-meta-oversight-board-members)
出展日本カンボジア協会