カンボジア通信
2023年2月25日
フン・セン首相、「2025年地雷ゼロ」に自信
カンボジアのフン・セン首相は、「全国地雷啓発デー」の2月24日、メディアで公式コメントを発表し、「2025年までに地雷のない状態を実現できる」との見方を示した。クメールタイムズ紙が報じた。
同紙によると首相は、「今年はカンボジアが地雷啓発デーを設定して24年目となる。今年のテーマは『地雷や不発弾から地域社会を守るための団結を』である。戦争によって多くの地雷や不発弾が残され、何万人もの人々が負傷し、亡くなり、未曽有の悲劇を生み出し、国の発展を妨げてきた」と、述べました。
同紙によると、1992年からこれまで、2,554平方キロメートルの土地で地雷が除去され、1,000万人以上がその恩恵を受けている。また、115万個以上の対人地雷、26,000個以上の対戦車地雷、300万個以上の不発弾が除去されたという。
一方、地雷や不発弾による犠牲者の数は1996年の4,320人から2022年には41人に激減した。過去10年間の平均でも年間100人を下回っているという。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501245145/cambodian-pm-hun-sen-optimistic-to-achieve-2025-mine-free-goal/)
出展日本カンボジア協会