1月22日
ASEAN観光業フォーラム
シアヌークビルで開催
東南アジア諸国連合(ASEAN)はカンボジア南部のプレアシアヌーク州で「第40回ASEAN観光業フォーラム(AFT2022)」を開催した。初日の1月18日には、ASEAN議長国であるカンボジアのフン・セン首相があいさつに立ち、新型コロナ感染拡大による打撃からどのように回復するかが最大の課題だ、と述べた。
プノンペンポスト紙によるとフン・セン首相は、「新型コロナの拡大は、観光業に携わる官民、あるいは国際社会に、開発政策やビジネスモデル、人材育成計画などを、新型コロナと共に生きるニューノーマルを念頭に、さまざまな角度から再考することを求めている」と、述べた。
会合ではカンボジアのトン・コン観光相が、コロナ禍前の2019年まで、ASEANの観光業セクターは毎年6%前後の伸びを示し、3000万人の雇用を生み出していた、と指摘。「しかし残念なことに、新型コロナ感染拡大により、2020年ASEAN諸国への外国人観光客は80%減り、観光収入は75.8%も下落した。この傾向は2021年も続いた」と、語った。
カンボジアは、新型コロナ感染拡大が抑制されたとみて昨年11月に外国人の受け入れを再開した。また、ワクチンの接種率も高く、一部では4回目の接種も始まった。一方でオミクロン株による感染は広がっており、予断を許さない状況だ。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/business/asean-discuss-tourism-settings-covid-new-normal-main-forum
出展日本カンボジア協会