カンボジアの今

カンボジア通信3月31日

カンボジア通信
3月31日

カンボジア保健省は3月31日、中国製の新型コロナワクチン「シノバック」の大規模な接
種キャンペーンを始めると発表した。新型コロナワクチン委員会によると、保健省は今回
のキャンペーンで74万5000人の接種をめざすという。
今回の接種で優先されるのは、医療や保健関係者、国会議員とその家族、ジャーナリス
ト、国軍および警察官、公務員、教員、電力公社職員、空港・航空会社関係者、ロイヤル
グループとカナディアグループの社員、縫製工場の工員など。
カンボジア政府はこれまでに3種類のワクチンを入手している。中国から寄贈された中
国製のシノファーム60万回分、国際的なワクチン購入システムCOVAXを通じて分配され
たアストラゼネカ32万回分、そして中国から購入したシノバック150万回分だ。このほか
、シノファーム70万回分が31日に中国から到着する。
カンボジア国内では2月20日にプノンペンで発生した市中感染が今も拡大しており、3月
31日現在、市中感染の陽性者の累計は1914人にのぼった。また、それまではいなかった死
者も11人にのぼっている。プノンペンはロックダウンされていないが、プレアシアヌーク
やシェムリアップ、カンダルなど地方の州にも感染は広がっており、一部感染地域を封鎖
したり、州境に検問を設けたり、他州からの移動者に2週間の隔離を求めたりしているよ
うだ。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/50832469/health-ministry-to-start-rolling-out- sinovac-vaccine-tomorrow/

出典 日本カンボジア協会