カンボジア通信
11月5日
カンボジア訪問のハンガリー外務貿易相がコロナ陽性
接触した600人以上は陰性結果
カンボジアを公式訪問していたハンガリーのシーヤールトー外務貿易相が11月3日、
次の訪問地であるタイで、新型コロナウイルス陽性と診断された。知らせを受けたカンボジア政府は、
接触したすべての関係者に検査を実施。クメール・タイムズ紙によると、
5日午前までに628人が陰性であることが確認されたという。
地元紙によると、シーヤールトー外務貿易相は、フン・セン首相をはじめ、外務国際協力相、
商業相、農林水産相、カンボジア中央銀行事務局長らと会談していた。報道された写真を見る限り、
同行者の多くがマスクをしていたが、外務貿易相、カンボジア側の要人とも会談の際にはマスクをせず、
握手を交わすなどしていたようだ。
カンボジア保健省は「まだ何人かの検査が残っている」としている。またプノンペンポスト紙によると、
フン・セン首相は、「検査結果で陰性であったが、念のため14日間の自己隔離をする」としており、
他の閣僚たちもこれにならうようだ。
カンボジア政府によると、シーヤールトー外務貿易相とその一行はカンボジア到着時に、
いずれも新型コロナウイルス陰性の証明書を持っていたという。
カンボジアでは5日までに292人の感染者が確認されている。このうち286人はすでに回復しており、
死者は確認されていない。また、感染のほとんどが外国由来であることから、
カンボジア政府は特に水際の予防策に力を入れており、カンボジアに入国を希望する人はすべて、
空港でPCR検査を受けることになっている。