カンボジア通信 8月6日版

カンボジア通信

 

8月6日

 

 

カンボジア政府、国内登録企業など対象に

入国制限を緩和

 

 

 

 カンボジア保健省などによると、カンボジア政府がこれまで、入国を希望する外国人旅行者に課していた防疫措置が一部緩和されることになった。PCR検査の義務付けなど防疫措置そのものは変わらないが、経費に充てるために事前支払いとなっていた3000ドルのディポジットを減額するなどの措置がとられている。

 

 

  保健省の通達などに基づくと、緩和措置は以下のようになる。(8月5日現在判明分。内容は予告なしに更新されることがあるので、適用時にカンボジア当局へ確認のこと)

 

 

・対象:カンボジア政府に登録されている企業または団体の社員や関係者

 

・ディポジットの免除:上記企業・団体が、旅行者のPCR検査費、最大14日間におよび隔離期間の滞在関連費、感染していた場合の治療費、移動の際の交通費などをすべて負担する、という「支払い保証証明書」を取得した人は、現金3000ドルのディポジットを免除する。(支払い保証証明書は、こちらのURLから申請する。www.registrationservices.gov.kh 会社の登録番号、税務署のVATナンバーなどが必要)

 

・ディポジットの減額:支払い保証証明書がないビジネス関係者の場合はディポジットが必要だが、その金額は2000ドルに引き下げられる。

・そのほかに必要なこと:出発国でのPCR検査、有効なビザ、滞在するホテルのオンラインブッキング。ホテルについては、Sokha Hotel Phnom Penhと、TIAN YI International Hotelに2か所が指定されており、どちらかで出発3日前までに予約し、その証明書を示す必要がある。検査結果が出るまでの間の滞在であれば2日程度。合計費用は315ドル~385ドル。

 

・保険の購入:企業・団体による支払い保証がない旅行者の場合、新型コロナウイルス治療保険を購入する。フォルテ社が90ドルで販売しており、インターネットで購入可能。http://www.forteinsurance.com/covid-19-insurance/

 

 

 

カンボジア国内の感染者は8月6日現在、243人。そのほとんどが、外国で感染して持ち込まれたもの。多くが空港でのPCR検査で確認されており、市中感染は確認されていない。直近では、パキスタンとカザフスタンから韓国経由で入国したカンボジア人、カザフスタン人の感染が確認された。インドネシア便とマレーシア便が乗り入れ禁止となったことで、韓国便の利用者が増えており、韓国便利用者の感染確認が増えている。

 


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