カンボジア通信 7月1日版

カンボジア通信

 

 

外国人投資家と専門家らに特別防疫措置

隔離期間なし、預託金は2000ドル

カンボジア政府が検討中、7月にも実施か

 

 

カンボジア政府は、外国人投資家、技術専門家などについて、新たな新型コロナウイルス対策の隔離措置をとることを検討している。クメールタイムズ紙が、政府民間航空庁報道官の話として伝えた。

 

 

同庁報道官によると、政府は6月29日、外国人投資家に対する防疫措置について再検討。政府は、現在新型コロナウイルス防疫措置にかかる費用として、入国を希望する外国人に3000ドルのデポジットを課しているが、今回の見直し案では、このデポジットを2000ドルに引き下げる、としている。一方で、「政府はITシステムや携帯電話のアプリで彼らの居場所を把握できるようにする。投資家たちはカンボジアに数日間しか滞在しないので、そのために対応をしたい」と、した。

 

 

この措置が適用されるのは、カンボジア開発評議会(CDC)に登録のある投資家や、政府との間に覚書を交わした投資家のみ。また、デポジットと隔離期間以外の条件(滞在期間をカバーする5万ドル以上の医療保険、出発国でのPCR検査による陰性証明など)には変更はない。

同報道官はこの措置は、隔離期間やデポジット額の変更をすることで、投資家や重要な技術専門家にカンボジア来訪を促すためのものだ、と説明。しかし、保健省の要請により、観光ビザはまだ発行されない。

 

 

この措置について保健省報道官は、「われわれは今、投資家や専門家やコンサルタントについて特別な措置を検討している。ワーキンググループがこの件で合意した後、新型コロナウイルス対策閣僚間委員会に提出される。そこで決定されれば7月にも新たな措置が開始されるだろう」と、している。


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