カンボジア フン・セン首相演説 12月26日版

フン・セン首相

国境地帯こそ経済発展を

 

プノンペン・ポスト紙によると、カンボジアのフン・セン首相は12月24日、トボンクモン州で演説し、「ベトナム国境にさらに経済特別区を設けて、経済開発をしたい」との考えを示した。

 

同紙によるとフン・セン首相は、「われわれは、戦争によって破壊された国境地帯を、貿易や投資で平和な協力により発展する場所にしなければならない。われわれは、ベトナム国境地帯の開発を急がなくてはならない。すでにスバイリエン州のバベットには経済特区があり、多くの工場が稼働している。このトボンクモン州にも経済特区があるが、ベトナム国境にもっと多くの経済特区を設置し、ベトナムを含む外国の投資を呼び込みたい」と、語った。

 

カンボジア開発評議会(CDC)によると現在、カンボジアには23の経済特別区があり、490の工場で約13万人が働いている。また、ベトナム大使館の統計によれば、2018年の1年間で、ベトナムからは206件の投資案件があり、その額は30億ドルにのぼるという。2018年のベトナム・カンボジア間の貿易額は47億ドル以上で、2017年と比べて23.8%伸びた。

 

こうした統計の一方で、カンボジアのベトナム国境では密輸が続いているとの報道もある。カンボジアのベトナム国境では、カシューナッツやコーヒーなどの農産品が多く生産されているが、こうした農産品はカンボジア国内で加工されることなく密輸で国外に持ち出されているケースが多いといわれる。

国境地帯の経済開発は、密輸やカンボジア農家の搾取防ぎ、公正な貿易を確立することを目指す意味でも重要になっている。

 

(参考原文:https://www.phnompenhpost.com/business/pm-border-ravaged-war-must-enrich-people)

 

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