2020年の最低賃金は月額190米ドルに
プノンペンポスト紙などによると、カンボジア国内の2020年1月1日からの最低賃金は、月額190米ドルに決まった。現行の170米ドルから4.4%の上昇となった。この最低賃金は、約80,000人といわれる縫製・製靴業セクターの工場ワーカーに適用されるが、他業種の賃金設定の目安にもなっている。
そのほかの福利厚生費として、交通費7米ドル、住居費10米ドルなどに変更はなく、すべてを足し合わせると、ワーカーの平均(最低)賃金は月額207米ドルから218米ドルとなるという。試用期間のワーカーの賃金も、185米ドルと、現行の165ドルから上昇した。
カンボジアの最低賃金は、労使と政府が参加する諮問機関により毎年協議される。今年は、政府から187米ドル、雇用者団体側から186米ドル、労働者団体側から195米ドルの提案があったが、話し合いでの妥協に至らず、最後は投票で決定。最多数を獲得した187米ドルが答申内容となった。プノンペンポスト紙によると、これにフン・セン首相が3米ドルの追加を指示し、最終的に190米ドルになったという。
カンボジアの最低賃金は、2013年に31%、2014年に25%、2015年には28%と、毎年大幅な引き上げが続いており、2016年以降は9%~11%の間に落ち着き、2019年は7.1%の上昇にとどまった。2020年度分は、2013年以降では最も小さい上げ幅となった。
(参考原文:https://www.phnompenhpost.com/national/minimum-wage-set-190-2020)
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