逆境が己を創る

今日は長々と自分のことを書いてみる。

昨日の会議で気づきがあった。
今の自分を創ったのは、貧乏という逆境。
学生時代「嫌なことはやらない」という選択肢は僕にはなかった。
やらなければ授業料未納で退学。

入学金を小学生から貯めていたお年玉貯金で使い果たし、
授業料は国公立といっても年間40万ほどかかる。
それだけで月3.5万円は必要。(年20万の2回払い)
日本育英会に申し込み奨学金を申し込む。
金利3%のものに認定され、36歳で完済した。

家賃は5万4千円。
アメフトの費用もかかる。
若いので食費もかかる。
電車賃もかかる。
洋服も買えない。ヘインズのTシャツのヘビーローテーション(笑)
いつもGパンにアウターはいつも同じブルゾン。

お金が無い。食べ物が無い。バイト先で冷蔵庫の陰に隠れて盗み食いもした。
洗い場で、お客様の残したサンドイッチを食べたこともあった。
その場を見られて他のバイトの奴に憐みの目で見られたこともあった。

不思議と・・・
「何でおれだけ?」、「うちの親は何してんねん」とは一度も思わなかった。
「くっそー、絶対に成り上がる」としか思わなかった。
自動的に何も変わらない泣き言、恨みつらみという思考・行動が、飯のタネにならないのを知っていたのだろう。まさにそういうものは時間の無駄と19歳で気付く。

そういった逆境が今の僕を創った。
無駄なことは思考から排除する。

「何ができる?自分にできることは?ベストは?」
いつも考える。

誰かに何かしてもらうことはあてにしない。
すべて自分。
だからこその「克己心」。

自分に負けてはいけない。

最近は30歳でも親のすねをかじる若者が多い。
それを行う優しい親が多いからだ。

でもこれは本当に危険だと思う。
優しい親達はこの時代を逃げ切れる。
年金、保険と逃げ切れる世代。

どうだろう?45歳以下は逃げ切れない世代じゃなかな。
人口動態統計、国家予算の収支をみればわかる。

「年金は無くならない」だろう。
但し支給が減るか?納付が上がるか?は確実だろう。
やさしい国、日本でも納付しない人には払わないだろう。

優しい親達は頑張ったから、もらって人生を終えていける。
だからこそ、この状況を変えたくない。安定しているからね。
そのためスネかじりの若者は自分自身は安定していないのに変化が無く生きていけるから気付かない。

つまりやさしい親は若者を奈落の底に導いているかもしれないと気付くべき。
厄介なことにそれが団塊世代なので凄い数がいてる。
だからその子供の数もとても多い。その世代が支える時代は想像するに恐ろしい。

でも僕は逆境を生き抜いた野良犬みたいなもの。
全てを用意されている飼い犬とは生命力が違う。生きていく知恵が違う。
飼い主がいなくなれば、飼い犬は野良犬になるしかない。

飼い主が優しくエサを用意していたなら野良犬が強奪する可能性は高い。

「弱肉強食、下剋上」

これからの日本は絶対に変わらないと立ち行かない。
草食系などがもてはやされるのは残念なお知らせ以外何物でもない。
逆境に追い込まれ、カビだらけパンを削って食べたり、ドッグフードを食べて生きたやつらが起業し活躍している。

そいつらが日本を救うかも?
俺らが頑張れば、雇用が生まれる。納税額が上がる。

それを社会福祉に回せばいい。

雇用と総理が言うけれど、僕らみたいな小さな会社はその前に売上アップが必須。

まず人が少なくて売上を上げる努力をする。人を雇う利益がでれば人を雇う。

但し、雇うのは狩猟能力にたけた野良犬のみ。
企業が生きていくためのルール。
つまり飼い犬草食系は時代が変わり、日本が生きていけても厳しい運命だ。

「それに気付け!やさしい国日本、やさしい団塊世代、守られた若者」

そう言いたい。

僕は頑張るのみ。

わが人生一片の悔いなしと言えるように。


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