大阪でおばあちゃんのお見舞いに行った。御年95歳
さすがに久しぶりに大阪に帰った僕に
『どちらさん?』
もう食事も喉を通らず、点滴のみの毎日。その場所は青くなっている。
点滴交換の時に『痛いっ』としわくちゃの顔をさらにしわくちゃにする。
『かわいそう』
大阪に僕が帰るのを感じたのかいつも天井をただただ見つめているおばあちゃんが饒舌に話す。
ご先祖様のことや自分の血筋のこと。
目線を合わせて聞いているとおばあちゃんのメッセージが心に響く。
『僕にできること』
たくさんある。
人生は一度だけ。
やっとけば良かったなんて何ひとつ残さないぞ