
日本の技術と志を、カンボジアから世界へ
― 美と産業の未来をつなぐために ―
株式会社イル・ヴリールは、2007年の創業以来、「最高品質の製品を通じて、人々が笑顔とともにつながることを推進し、企業価値の最大化を実現するとともに人類と社会に貢献する」ことを企業理念に掲げて歩んでまいりました。
抗糖化にいち早く着目したパイオニアとして、サプリメント・化粧品分野で多くのイノベーションを起こしてきた当社は、2011年より「日本の製品と技術を世界へ」というビジョンのもと、カンボジアに拠点を構えました。
私たちは今、SDGsの観点から「持続可能な産業の創出」と「地域資源の高付加価値化」に取り組んでいます。カンボジアの伝統的な養蚕業を復興させるために、日本の抽出技術を活かして高純度のシルクプロテインを開発。この素材を化粧品へ応用し、国際協力機構(JICA)とともに4年以上にわたり、2つの事業を通じて、プロテイン品質の安定化と希少性のある品種の選定に成功しました。今ではこの「カンボジアンゴールデンシルク」は、日本とカンボジアをつなぐ象徴的な素材の一つになりつつあります。
さらに、美容産業の持続的な発展を目指し、カンボジア政府と連携して美容カウンセラー養成学校を2024年に開校。2年間の体系的な教育を経た卒業生には、政府認定の資格が授与される制度を構築しました。教育を通じて人材を育て、雇用を創出し、地域社会に根ざした産業として美容分野を育てる――これが、私たちが考える“次世代型の社会貢献”です。
イル・ヴリールは、製品やサービスの提供にとどまらず、「人が綺麗でいたいという本質的な想い」に寄り添いながら、サプライズと感動を生むものづくりを目指し続けます。化粧品・サプリメント・ヘアケアなど、すべてのカテゴリーにおいて、革新と持続性を兼ね備えたプロダクトを創出し、世界へと広げていきます。
私たちはこの取り組みを通じて、日本の中小企業が持つ素晴らしい技術・知恵・志をカンボジアをゲートウェイにしたグローバルなステージへと広げるためのモデルケースとなりたいと考えています。カンボジアという挑戦の地から、日本の未来に新たな価値を還元していくこと、それが私たちイル・ヴリールの使命です。
これからも「唯一無二のヘルスインダストリーカンパニー」を目指し、生活のすべての場面に笑顔を届ける製品・サービスを提供し続けてまいります。今後とも、より一層のご支援とご期待を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社イル・ヴリール 代表取締役 加藤和則