カンボジアの今

カンボジア通信9月25日ⅰ

カンボジア通信
世界クリーンアップデーに各地でごみ拾い

世界各地でプラスチックごみによる環境汚染が深刻化している。カンボジアでは9月18
日の「世界クリーンアップデー」に多くのボランティアが参加してごみ拾い活動が実施さ
れた。クメールタイムズ紙が報じた。
同紙によると、プノンペンでは15名程度の小さなグループに分かれて、公園やリバーサ
イドなど100カ所以上でごみを拾いが行われた。プラスチックやたばこの吸い殻など、約
8トンが回収されたという。
この日のごみ拾いは、プノンペンのほか、バッタンバンやバンテアイミエンチェイ、オ
ッドーミエンチェイ、コンポンチュナンの各州でも行われた。主催者の一人はクメールタ
イムズ紙に対し、「ごみ問題を指摘するだけではなく、実際に行動することが大事。市民
が一人でもこうしたイベントなら安価できるし、何より大事なのはごみを捨てないことだ
」と、話す。
世界クリーンアップデーは、2018年にエストニアを拠点とする組織が始めたイベント。
カンボジアを含む多くの国がこの活動に参加している。
環境省によると、プノンペンでは一日に回収されるごみ約3600トンのうち、20%以上が
プラスチックごみだ。こうしたプラスチックごみは水路や下水道に流され、洪水のリスク
につながっている。海岸沿いの地域では、プラスチックごみの問題はさらに重大だ。カン
ボジアの海岸で回収されるごみのうち、80%がプラスチックごみだという。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/50937897/caring-citizens-residents-join-to-clean- litter-on-streets-and-parks-in-kingdom/

出典日本カンボジア協会