カンボジア通信
12月10日
離任の三上大使とフン・セン首相が会談
カンボジアのフン・セン首相は12月8日、離任する在カンボジア日本国大使館の三上正裕大使とピースパレスで会談した。プノンペンポスト紙が報じた。
同紙によると三上大使はフン・セン首相に対し、11月の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議をはじめ、ASEAN議長国として主催した一連の会議の成功を祝い、また、新型コロナの感染拡大の抑え込みを実施したことを称えたという。
さらに、フン・セン首相が、ロシアのウクライナ軍事侵攻に当たり、ウクライナを支援する姿勢であることや、昨年2月にクーデターにより国軍が実権を握ったミャンマーの問題の解決についても積極的に取り組んでいることに感謝の意を示した。また、日本とカンボジアは来年、「包括的戦略パートナー」として関係性をさらに深める計画であり、フン・セン首相が両国の友好に果たした役割に感謝したという。
これに対しフン・セン首相は、三上大使が、自衛隊艦船のカンボジアへの寄港や、首脳会談を実現したこと、フン・マネ氏の日本訪問の実現、コロナ禍にもかかわらず日本の投資促進に取り組んだことなど、両国の関係強化に尽力したことに感謝の意を示した。
三上大使は2019年7月に駐カンボジア特命全権大使に就任。現在は駐ベルギー特命全権大使。カンボジア特命全権大使には、植野篤志氏が就く。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/pm-meets-outgoing-japanese-ambassador-peace-palace)
出展日本カンボジア協会