カンボジアの今

カンボジア通信1月27日

1月27日

観光省、旧正月に向け注意喚起

観光省のトン・コン大臣は1月28日、各地の観光省関係者に対し、旧正月の観光シーズンを前に、観光地での新型コロナ感染予防対策の徹底と、便乗値上げに注意するよう、呼び掛けた。プノンペンポスト紙が報じた。
同紙によると観光相は、「観光に関するすべての関係者は、新型コロナ対策を徹底しなくてはならない。関係するすべての省庁は協力し合い、国民と外国からの観光客の安全を確保しなくてはならない」と、した。具体的には、観光地での混雑を避けることを挙げており、「混雑を発生させた施設は報告され、一時的に営業停止を命じることもある」と、している。
また、施設利用費や食品、サービスなどの価格は、事前に提示されなくてはならず、需要の高まりに乗じて、勝手に引き上げることはしてはならない、と指示した。
カンボジアでは新型コロナの新規感染者が減少したことから、昨年11月以降、ワクチン接種済みなど一定の条件下で隔離措置が緩和されている。1月31日からの旧正月には、外国人観光客のほか、タイなどへ出稼ぎに行っていたカンボジア人が家族のもとに戻ってくることが多く、人の移動が活発になる。新型コロナの感染者は減少傾向にあるものの、一方では感染力の強いオミクロン株や「ステルスオミクロン」による感染者も出始めており、再び新型コロナへの警戒が高まっている。

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/pm-reflects-development-modernisation

出展日本カンボジア協会