カンボジア通信
2025年9月17日
2026年の最低賃金は210ドルに
フン・マネット首相は9月17日、縫製業セクターの労働者に対する2026年の最低賃金は月額208ドルから210ドルに引き上げられる、と発表した。縫製業セクターの最低賃金とされているが、事実上、カンボジア国内の賃金の基準となる。
カンボジアの最低賃金は、政府、雇用主、労働組合による三者協議を経て毎年改定される。インフレ率や労働市場の状況などを加味して協議される。
2026年の最低賃金については、労働組合側が月額232ドルを要求していたが、米国の関税政策などを受けて経済の不透明感が広がり、雇用主側は大幅な引き上げには慎重な姿勢だった。最終的な判断は、フン・マネット首相にゆだねられた形になった。
原文:https://www.khmertimeskh.com/501758503/prime-minister-hun-manet-announces-minimum-wage-increase-to-usd-210-for-2026/
出典元日本カンボジア協会