カンボジア ワーカー隔離措置 4月17日版

プノンペン都、隔離施設に休校中の学校を利用

新型コロナウイルスの感染拡大抑制

 

 

クメール・タイムズ紙によると、プノンペン都は、クメール正月中に里帰りした工場ワーカー15,000人余りを、2週間の隔離措置とし、隔離施設には休校中の学校の教室を利用することを表明した。

フン・セン首相は先週、今年のクメール正月の連休(13日から16日)を返上し、通常勤務とするように通達した。同時に、州をまたぐ移動を禁じた。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する狙いだ。

 

カンボジア政府によると、この措置の結果、正月期間中も工場ワーカーの約9割が通常出勤をした。しかし、672工場の15,762人は「里帰り」などで勤務を休んでおり、政府はこうしたワーカーたちに対し、職場に戻る前に2週間の隔離を命じている。隔離期間中、上司の許可を得て休んだ人は有給となるが、無断で休んだ人は無給となる。

カンボジアではこれまでに122人の感染者が確認されている。そのうちカンボジア人は51人で、そのほかはフランス、マレーシアなど外国人。カンボジア政府は17日、3月16日から実施しているスペイン、イタリア、フランス、ドイツ、米国、イランからの外国人の入国禁止措置を延長すると発表した。

 

そのほか、外交官ビザと公用ビザの保有者を除くすべての国の外国人についても、観光ビザ、Eビザ、到着ビザの発行を停止、入国する場合も、入国の72時間前に発行された新型コロナウイルス陰性証明書の提示などが義務付けられている。こうした状況から、全日空は、東京とプノンペンを結ぶ直行便を、5月31日まで運休すると発表した。

 

(原文:https://www.khmertimeskh.com/50714122/mandatory-quarantine-to-help-prevent-coronavirus-spread/)

 

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